Action×Code

この記事はRICOH THETA IoT デベロッパーズコンテストに提出した作品(THETA Monitoring System)のマニュアルです。
RICOH THETA IoT デベロッパーズコンテスト

Introduction Movie


THETA Monitoring Systemマニュアル

● 送付物

以下に事務局に送付した物品を列挙します。
・THETA Monitoring System(THETA本体は含まない)
・大砲の弾(6発分)
・ラズベリーパイ電源ケーブル

● 動作に必要なもの

以下に動作に必要なものを列挙します(送付物に含まれていないもののみ)。
・THETA S及び電源ケーブル
・HDMIケーブル
・HDMI対応ディスプレイ
・USBマウス
・USBキーボード
・スマートフォン(動作確認環境はiPhone6)
・Wi-Fi環境
・一般家庭の電源

● 周辺機器接続方法

[1]まず初めに筐体のカバーを外す。
[2]THETA Monitoring Systemの筐体にTHETA Sをセット。
この時、THETAの青いLEDがついている面を後方にすること(人形及び、T.ARMYロゴがついている部分が前面)。
また、この段階ではTHETAに電源を入れないこと。
[3]ラズベリーパイのHDMIコネクタとモニターをHDMIケーブルで接続
[4]ラズベリーパイのUSBコネクタにUSBマウス、USBキーボードを接続。この際、それぞれ接続する場所が決まっているため注意すること。(上がマウス、下がキーボード)
[5]ラズベリーパイとブレッドボードの間にある穴にTHETAの電源ケーブルを通し、THETAと電源ケーブルを接続。
[6]カバー側面に開いた穴からTHETAの電源ケーブルを内側から通す。
[7]筐体にカバーをつける。
[8]ラズベリーパイのUSBコネクタにTHETA Sの電源ケーブルを差す。
[9]大砲に弾をセットする(最大6発分)。

● 電源投入

[1]ラズベリーパイのマイクロUSB端子にラズベリーパイ用電源ケーブルを差す(ラズベリーパイ用電源ケーブルはあらかじめ家庭用電源に差しておく)。数秒後ディスプレイにOSであるRaspbianのデスクトップ画面が表示される。マウスでマウスポインタが動かせることを確認すること。

● ラズベリーパイのWi-Fi設定

ラズベリーパイのデスクトップ画面からWi-Fiの設定を行う。本作業に関しては一般的なLinuxの設定でありweb上に十分に情報があるため、詳細は割愛する。以下参考URL。
http://wp.pxdesign.jp/2016/06/02/raspberrypi-03/

● 実行プログラムを起動

[1]Raspbian Linuxのデスクトップ画面にあるLXTerminalを実行し、シェルを立ち上げる。
[2]THETAから一旦電源ケーブルを外す。
[3]THETAの撮影モードボタンを押しながら電源ボタンを押す(ライブストリーミングモードで起動)。THETAの青色LEDがライブストリーミングモードになっているかを確認すること。本操作についてはTHETA公式マニュアルに詳しい。

[4]再度THETAに電源ケーブルを差す。
[3]シェル上で以下コマンドを実行。数秒後にモニタ上に画像処理プログラムが動作していれば起動成功。
$ cd /home/pi/project/theta_contest
$ sh run.sh
上記コマンドを打って以下のようなエラーが出る場合、THETAの電源が入っていないかライブストリーミングモードになっていないと考えられるため、そのディレクトリ内で以下のコマンドを実行し、THETAがライブストリーミングモードで起動しているかを確認すること。そして再度手順[3]を実施する。
$ sh kill.sh
[4]正常起動後はラズベリーパイからUSBマウス、キーボード、HDMIケーブルを外してもよい。

● 実行プログラムを終了

[1]シェル上で以下コマンドを実行。
$ cd /home/pi/project/theta_contest
$ sh kill.sh

● OSのシャットダウン

[1]シェル上で以下コマンドを実行。
$ sudo halt
2分程度時間が経過したら電源ケーブルを抜く。

● 遊び方

THETA Monitoring Systemの周りを動いてみよう!!

THETA Monitoring Systemは360度画像を生かして周りで動いている物体を検知します。そしてその方向に砲台を向けます。周りを動いてみると砲台が追従して自分の方を向くのが分かるでしょう。

スマートフォンから監視してみよう!!

以下のURLからモニタリングwebアプリにアクセスできます。なお、動作確認環境はiPhone6です。また、PCではなくスマートフォンからのアクセスを推奨します。
http://action-code.xyz/theta_ms
どうでしょうか。リアルタイムにTHETAの周りで動いている物体の位置が表示されているかと思います。



さぁ、そして「Fire」と記載のあるボタンを押してみましょう。砲台からロケットが発射されたかと思います。



さらに、ロケットが発射した際の画像がラズベリーパイの以下の場所に保存されています。
/home/pi/project/theta_contest/img/fire.jpg
*)予定ではRICOHクラウドAPIを使って画像をラズベリーパイとスマートフォンで共有し、スマートフォン側で見れるようにする予定でしたが、うまくクラウドに接続することが出来ませんでした。もし可能であれば、再度クラウドAPIのセミナーがあると嬉しいです。


これであなたは出先でも家の状況を知ることができ、さらに侵入者がいた場合、攻撃までできるのです!!

THETAを使うことでこれまでに無かった新しい攻撃型ホームセキュリティシステムを手にすることができました。

● まとめ

THETAといえば360度の動画や写真が撮影できるということで主に面白写真作成やVRに使用されている印象です。今回、THETAとIoTという異色とも言えるコンテストでTHETAを使って何ができるかと考えた時に、これまでにない使い方をしてみようと思い、あえてTHETAをシンプルな高性能360度イメージセンサとして捉え、画像処理技術を使い本システムを開発しました。